それ的なアレ

沖縄でドラムを叩く人、友人やバンドメンバーからはサイコパスと言われている心優しいゴミが描く壮大なゴミブログ

朝方人間というのは人類にしか定義できないただ一つの定義なのではないだろうか

 

掲題の通りに人類を定義し直したいと思っている。人類の再定義。あまりの唐突さとスケールの大きさに何が起こっているのか理解が追いつかないと思うが、許して欲しい。私も理解がやや追いつけていない。しかし下書きに書いてあった以上、こいつをどうにかしないといけないのだ。改めて許してほしい。





さて、まずは自分という一個体の経験を語らせて頂くと、私は物心ついてからと言うもの、「眠くない朝は一度もなかった」と断言出来るほど安定して朝が眠い。毎朝眠い。それも信じられないくらい。



朝、時計が運命の時刻を刻みアラームが鳴ったあの時あの瞬間に感じる、あの絶望感。世界の終わり感。あれは如何とも形容し難いものがある。日常生活でここまでの不快感を感じることは、そうそうない。



「こんなに眠いならもういっそ死んでしまいたい。」と、毎朝思っている。大袈裟ではない。自殺願望ベースで一日の幕が開けるのだ。そしてなんやかんや死なずに顔を洗って、なんやかんや死なずに歯を磨く。



そしてなんやかんや死なずに服を着替えて、なんやかんや死なずに家を出る。結局、一度も死んだことはない。死んでしまいたいというあれは何だったんだろう。メンヘラなのかな?



いずれにしても、それほどまでに眠気と戦いながら、瀕死の状態で、命からがら仕事が始まる。無論、朝は基本的に頭がボーっとしている。これはサラリーマンであってもフリーランスだろうともそうだろう。



なんとなく09:00に仕事が始まるものの、なかなかエンジンがかからない時間が続く。何となく取引先と連絡をしたり売上を管理したり、WEB広告の状況を読んだりしながらやり過ごす。働くというよりは「やり過ごす」という表現が正しい。そして昼になる。



昼になると昼飯を鬼のように食うものだから、昼飯の後は眠い。これがもう、地獄のように眠い。地獄というのがどれだけ眠い場所なのか定かではないが、とにかくもう、地獄なのだ。そして定時になる。定時になるともう帰りたいから集中できない。



そんな一日を過ごした結果仕事は溜まる。結局なんやかんや残業して夜になる。こうして一日が終わる。





こんな日が続くと、思うのである。……な……何をやってるんだ俺は!! ……コ、このままじゃダメだ!!生活を改善しないと……!! 朝早くから仕事をして夜はさっさと仕事を切りあげる、『朝型』の、生産性の高いビジネスマンにならないと……!!!!!!!







朝型の人間にさえなれば全てが解決されるはずである。この希望のもとに、満を持して「朝型プロジェクト」が始動する。朝型の人間になる為に、満を持して早起きに挑戦することになる。



さて、もともと朝が苦手な人間がさらに2時間ほど早く起きようとすると、どうなるのかみなさんご存じだろうか。眠いとか不快とか、そういう類いのものではないやつが襲ってくる。『痛み』だ。激痛が走る。



 

信じられない時間に鳴り響くアラーム。その瞬間に、脳の内側を充分に熱した針金でグリグリとイジられているかのような、形容のし難い痛みを感じるのだ。痛い。脳が痛い。辛い。起きたくない。眠い。ぬぇむい。死にたい。死なせてくれ。早く。早く殺してくれええええ



布団の上でのたうち回りながらも「朝型になって生産的になる」という決意だけを頼りに震える手でアラームを止め、満身創痍で、フラフラのまま立ち上がる。眠い。



 

死にたい。終わった。世界の終わりだ。そんなことをブツブツと言いながら会社に着く。



 

早起きをすれば、朝、静かなオフィスで仕事が出来るとばかり思っていたのである。しかし、決してそんなことにはならない。早起きをしてクソ眠い状態で、朝、静かなオフィスで椅子に座ると、どうなるか。瞬く間に意識が遠のいていくのだ。そして始業時間に起きる。そう、



 

早くオフィスに行っても、何の意味もないのである。静かなオフィスで、鬼のように爆睡しているだけ。つまるところ、家で寝るかオフィスで寝るかの違い。だったらベッドで寝ろ。お前は馬鹿か。







こうして数日の内に朝型プロジェクトは頓挫するのだ。起床時間は、いつもの、始業時間ギリギリのやつに戻る。



しかしこの失敗から反省することはなく、その後、数カ月も経つと、ふとまた朝型になってみようかなと思う。そして数日間朝型を試して、すぐに頓挫する。



これを繰り返す。朝型になろうとしては頓挫。朝型になろううう、はい頓挫!

朝型……はい頓挫! 朝ガハイトンザ!

あれ!? 一体、僕チャンは、何をしてるんだぁあ〜い?

頭が悪いのかなぁア〜?







さて、この愚かな朝型プロジェクト頓挫プレイを繰り返しているのは自分だけだと思っていたが、友人に話を聞いた結果、けっこうな数の人間がこの「朝型を試しては頓挫する」ことを繰り返しているらしいことを発見した。



さて、いよいよ話を本題に戻そう。今回は私という人間の阿呆さや、同じように朝型になろうとして挫折する人間達の愚かさをただ露呈したいのではない。



私が全世界の生物学者に真に問いたいのは、「こんな哺乳類、他にいるのかい?」ということなのである。







「二足歩行」「遊ぶことが出来る」「言葉を用いた会話が出来る」



人間にしかないとされる特徴には色々なものがあるが、そのどれもが、本当に人間だけに固有の特徴なのかと言うと非常に怪しい。



 

ゴリラは二足歩行で歩くし、イルカは遊ぶことも言葉らしきものを使ってコミュニケーションをとることも出来ると言われている。そのどれもが人間『だけ』の、固有な特徴ではないのだ。



しかし、「朝型になろうとしては頓挫する」ことについてはどうだろうか。そんな哺乳類は、我々人類しかいないだろう。間違いない。



早起きを試みては数日で頓挫するニホンイノシシを、見たことがあるだろうか。どうにか起きてみたものの結局オフィスで寝てしまうエゾジカを、そんな阿呆なエゾジカを見たことがあるだろうか。ないだろう。そんなエゾジカはどこにもいない。



朝型を目指しては挫折する。それは人間にのみ許された営みであり、人間に固有の性質なのだ。逆に言えば、朝型になろうとしては頓挫する哺乳類、それこそが「人類」。この頓挫こそ、人間の人間たる所以なのだぁあぁぁあああ〜〜はっはhaha!!!!!





と、いうわけで、え〜っと何が伝えたかったのかと言うと、あれです。人生いろいろありましたが何とか生きてはいます。復活はしました。でもドラムとバンド活動はしばらくお休みします。でも私自身のことは宜しくお願いします。何卒宜しくお願い致します☆ 

 

うふ☆キャハハ♡