今年は台風が多すぎて、流石に怒っている。
沖縄に住んで10年という年月が経とうとしている。
大学で沖縄に来て、そこからズルズルダラダラと住み着いている。
もはや地方妖怪のようなものに近づいているのではないかと錯覚をしている。
沖縄といえば、南国、海が綺麗、時間がゆっくり、ソーキそば、チムドンドン、
イーヤーサーサー、そんなイメージが世間のイメージだろう。
しかし、沖縄にはもう一つの顔、そう台風がメッチャくるのだ。
メッチャくる。
この表現からわかるように、僕は語彙力がない、しかしそんな事はどうでも良いぐらいに、台風がメッチャくるのだ。
もはやメッチャくるからメッチャくるとしか言いようがない、
この語彙力やIQの低さはきっと台風がメッチャくるから起きているものなのだ。
大体大きな台風が毎年のように沖縄を訪れ、すんごい風とえげつない雨を沖縄にもたらし、各地域のライフラインを止め、本州へと進んでいく、
沖縄は台風慣れしているので、怪我や、事故などは少ないものになっているが、
本州の方々は、台風に慣れていないので、悲惨なニュースを見るたびに、胸が苦しくなるものだ。
しかし、しかしだ。
それにしても今年は台風多くないかね?と僕は感じている。
だってこのブログにも何回も書いてるもん台風のこと、なんなん?しかも週末やんけ!
こちとらお休みだから、なにかしようかなーと考えていても、台風きたらなんも出来へんやんけ!!先月東京にライブをしに行くときも来やがって!!困るわ!!飛行機ギリギリやったんやで!!!
そう僕は怒っている。
怒りすぎてエセ関西弁が炸裂するほどまでに怒っている。
ちなみに関西に住んだことはない、あくまでエセ関西弁だ。
今年は異常に台風がくる。
なんなら今月、今週末にも台風が来そうな雰囲気がある。
台風28号、その名もマンニィ
チャーミィーも来たし、コンレイも来たし、次はどこの名前だよと、
そこで思うのが、台風の名前ってわかりにくくない?ということ
もうちょっと可愛げがあってもいいんじゃないかと、
なので、今日から僕は勝手に台風の事を「ウサたん」と呼ぶことにする。
ほーら可愛くなったし、ウサたんがいっぱい来ても怒るに怒れなくなった。
わー☆ウサたんがきたよーー!!ちゅ~しよ~♡♡
という精神になるはずだ。
台風が来て週末が潰れる。
この文面だけでも漂う悲壮感、それが
ウサたんが来て週末が潰れる。
ファンシーだ。ファンシーだし、ウサたんが来ることによって予定がなくなっちゃたよ、もうしょうがないなー、というめんどくさがりながらも、まんざらでもない感じ、
に変わるのだ。
台風が来ると、強さにもよるが、学校や会社などは臨時でお休みになることがある。
台風が来て学校が休み、台風の影響で会社が休み、この文面が、
ウサたんが来て学校が休み、ウサたんの影響で会社が休みというほがらかなものに変わるではないか、ウサたんのパワーがすごすぎて、驚いている。
今年は台風多いなーという、クソみたいな愚痴が、
今年はいっぱいウサたんくるね♡
という幸せ満点なおしゃべりにかわるのだ。
台風が野菜に甚大なダメージ、台風が畑を荒らした。
この文面が、
ウサたんが大暴れ☆畑のやさいをたべちゃった!
という見出しにかわるのだ。
お腹をすかせたウサたんが畑の野菜をいっぱい食べたというほのぼのとしたニュースに早変わりするのだ。
名称を変えるだけこんなにも愛くるしいものになるとは、
僕が先程までに抱いていた台風への怒りや嫌悪感が、ウサたんのおかげで綺麗に消え去った。
今週末に新しいウサたんがくるのぉ♡
もう、たのしみー☆
ウサたんと目いっぱい遊ぶんだーーー♡♡
台風をウサたんにすり替えることで、今回の怒りは解消できた。
しかし、台風であることは間違いない、ウサたんが来たから外でウサたんと遊んでは行けない、危ないからお家のなかでウサたんを眺めるだけにしよう。
台風の名前を変えただけで、台風の本質は変わっていないのだ。
名前を変えるというので思い出す言葉がある。
「名前の中に何があるというの?バラと私たちが呼ぶものは
たとえ別の名で呼ばれても、やはり甘く香ることでしょう。」
シェイクスピアがロミオとジュリエットの中で使っていた言葉だ。
名前が変わろうとも本質のそのものは変わらない、という言葉だ。
台風をウサたんに名前を変えても、台風の本質は変わらない、
だからウサたんが来たら、お家でゆっくり読書でもして、家を掃除しよう。
あーウサたんに会いたい
まぁ今日はこんな感じです。